「コーチング」って、何?

「コーチング」って何?

皆さんこんにちは、
ご挨拶の名刺交換で、「コーチング」?
どういうものですか?と聴かれます。

コーチですね? はいそうです! スポーツの
コーチと違うのですか? いいえ同じです!
こんなやりとりで、でもなんとなくしか理解
してもらえていないようですね。

スポーツでは選手の技術面、メンタル面を
コーチするのですが、技術面は多くても3割
くらいだと聴いています。やはりこころの
かき立て方や、自身のゴールのあり方、意思の
持ちから等の心の動かし方に重点を置いています。

ビジネスコーチは基本的には同じです。
土俵はビジネス社会ですので、リーダーとして、
トップとして、組織、ステークホルダーに良い
影響をもたらすための心のあり方、そこからの
言葉や行動の起こし方をありたい姿、ありたい
自分に変革をするためのサポート役です。

会社の戦略立案、実行に関するものではありません。

 

【自身を、見つめ、認識する】 
【自身を、求められる自身に、変革する】
【自身を、なりたい自身に、自ら導く】
【自身が得たスキルを、組織に活かす】

私はこんな言葉をコーチを依頼されるお客様
(経営層)に提供しています、コーチングの
理解を深め、自身の行動変革を実践するための
覚悟を即すためのものです。
それなりのポジションに就いている人の多くは、
高いプライドと、自身に対して肯定的な自尊心を
もっています。努力を重ねて作り上げた事業、
ひとの何倍も働き、手にした信頼とポジション、
それが大きな自信となっています、否定すること
はそれ自体にはありません。
しかし今のままで5年10年先までいいとは言え
ないでしょう。

 

経営者に課題のない人はいません。「なんとか
したい」「会社も風土も変えたい」、なんとかしたい、
変えたいと思うことがあれば先頭にたって旗を振る、
でももっと大事なことは先ず自ら変えたい事に、
変えることを率先することでしょう。

重要な事は周りを変える前に、自分が変わること!
です。

 

【自身を、見つめ、認識する】
自分で認識していること以外に、周りからどう
見られているか(外面的自己認識)です。
自分の事は分かっている!こう述べるトップは
多いですが、周りがどのように評価しているか
までは理解不足です、部下はトップの言動に対し
て指摘することはまず出来ないからです。
優れたトップでも、周囲にしてほしくない言動
を、癖としても発信しているものです。
これは組織への悪影響に相当します。

 

【自身を、求められる自身に、変革する】
役割に対し、影響力、成果をアウトプットする。
自身を見つめて内面的、外面的な自己認識が
出来れば、組織へのアウトプットの状態や
良し悪しの影響が見えてきます。不足が見えれば
補うことへ行動を起こすことができるのです。

 

【自身を、なりたい自身に、自ら導く】
自分のゴールを持ち、そこに到達する課題認識と
アクションプランを実践する。
経営者やトップリーダーになればポジションの
ゴールではなく、何を成し遂げたいのか、会社の
ミッション、個人のミッションです。それが組織
や社会に有益な何かを与えるためのゴールです。
勿論自身も有益なモノを結果的に手にするでしょう。

 

【自身が得たスキルを、組織に活かす】
納得し、実践して得たスキルでメンバーを自ら
育成する。
そうです、コーチングで得た、気づき、腹落ち
納得、行動の結果の成果、これらを部下や周りの
人に活かすことが出来るのです。

 

今回は、コーチングのプロセスや、気づきを与える
専門的なプロセスは省きますが、コーチングはプロの
コーチを信頼し、自身のありのままを開示し、相対
(あいたい)で取り組む事で自身の行動変革が可能
となるものです。

最後までありがとうございました。

陸川