知識と指導力を持った人を部下に持った時、「肩書」は武器にならない!

こんにちは、コーチの陸川です。

今日は「肩書」の話です。

▪皆さんも年上、元上司、知識豊富な人を部下に持つこともありますね、

 まだ体験していない人もいずれはそんな場面に直面します。

▪私はある時、突然直面して大失敗しました。それは「肩書」という

 武器への勘違いでした。

▪それからは「上に立つ人間として仕事に情熱を持って取り組む」

 という戦略に切り替える ことで「勘違い」を克服していきました。

 

その方法は

  1. 最も影響力の強い人に助けを求め、(アドバイス)を求める。
  2. 相手の強い主張に自分が正しいとは言わず、その根拠を聞き出し(質問)、主張点を理解し、お互い歩み寄る(価値観の共有)
  3. 相手の話をしっかり聞き(傾聴)、共通点(共感領域)を見つける。
  4. 自分より優れている点を認め(承認)、相手の言葉に同意し、自分の言動に助言を求める(フィードバック・フィードフォワード)
  5. チームやメンバーをごまかさない。
  6. リーダー風を吹かせない。
  7. 不足を補うために学び、一所懸命に働く。

▪すぐには全てを行動に移せなくとも、一つ二つが出来、

 自然に①~④が身に付くようになった時には自信がつき、

「肩書」は武器ではなく「責任」に変化していました。

 ⑤⑥⑦は言うまでもない項目ですが。

 

■リーダーとは、「一人一人の能力を活かし、その人達とともに

目的達成に向けて進む人」と言えますね。

上にあげたキーワード(アドバイス・質問・価値観の共有・傾聴・

共感領域・承認・「フィード・フォワード」・「フィード・バック」)は

まさに、自分に対しても周囲の人に対しても「思考の枠」を広げ

「今の方法が最適なのか?」「他の方法がないのか?」を考えさせ、

進化、成長、変革を促進させ、組織の成長の可能性を広げることが

出来るのです。まさにコーチングには不可欠の要素です。

 

■私が現在エグゼクティブコーチとしてクライアント様の成長に

寄与出来ているのは、もちろんコーチングのスキルをしっかり

学びあげたこともありますが、何度もリーダーの壁にぶつかり、

失敗と改善を繰り返したビジネス経験が生きていると思っています。

これからも日々学び続けます。

今日は以上ですが、参考になれば幸いでございます。