みなさんこんにちは
今回は「報連相」についてです。
わが社はどうも「報連相」をしない、出来ない。
何度言っても浸透しない。
仕方がわからないのか?
どこまでの範囲でするかの基準がわからないのか?
すべき内容がないのか?
こんな言葉をよく耳にしますが全て的が外れて
入ますね。
これでは「報連相」は定着しません。
こんなことを言っている人は「報連相」は部下
が上司にするものだ!と、思っている傾向が
ありますね。
これについては後段で説明します。
そもそも「報連相」の目的ははんでしょうか?
組織内での対話を促し、知識やアイデアを
最大限に活用することにあります。
先の、「報連相」が出来ないといっている組織
には対話やメンバーの声を活かすことが出来て
いないことが原因です、組織内に生かせる情報
や異質の財産がたくさんあるにも関わらず
もったいないことですね。
上司が
・部下の話をしっかり聞く姿勢がない
・顔つきや態度で不満を表す
・聞いても責任を取ろうとしない
・「報連相」の行為を承認しない
・部下の仕事を観ていない、
・「報連相」する部下を周囲の前で評価しない
等がこんな状態が日常化していませんか?
部下は常に何らかの問題、悩み、心配を持って
業務に当たっていると考えるべきです、
上司であるあなたもそんな時を経験してきたと
思います。
全てに手や耳を貸す必要はもちろんないですが
タスクの質や量と部下の力を観察し支援が必要
です。
また「報連相」の効果を実感していないことも
定着しない要因となっています。
・メンバーの動きや悩みがつかめる
・適切な質問が可能になる
・精神的な部分のフォローが出来る
これらは部下との関係が滑らかになることも
事実ですね。
更には成功事例を共有できたり、知恵を出し
合う場面に変わったりして組織の強いつながり
で「強い集団」を作っていきます。
前段の「報連相は誰が誰に対して行うのか?」
間違った認識は「部下が上司に」です。
双方が行うのです、
部下が先に!と思っている
上司がいたら、今日から上司の貴方から積極的
にして下さい。
・相手の「報連相」を待たずに自分から!
・そして頻繁に!
そうです、部下に「報連相」をしろ、という
前に手本を示すことです。
近年簡単に使われている「報連相」ですが、
今一度その意味と効果を組織内で話し合い、
実践することをお勧めします。
どんな立派な戦略を立てても、成果が出ない、
現場で実践されないと悩んでいる経営者も多い
ですが基本のことに目を向けてみては、
「報連相」の定着がライバルに差をつけること
になるかもしれませんね。
えェ、そんなことで!
そんなことが置き去られて組織にブレーキに
なっていることが多すぎる昨今です。
最後に、部下から「報連相」を受けたらその
事象の責任は上司である貴方に移るということ
です、上司として至極当然なことです。
最後までありがとうございました。
陸川 徹