「優れたリーダーの特徴は」?

新しい年です。
昨年は投稿をお読みいただき、ありがとう
ございました。
今年も何かお役に立てればと思っております。
本年もどうぞよろしく御願い申しあげます。

「優れたリーダーの特徴は」?

リーダーの役割は何か?と問われてなんと答えますか?
勿論数名以上の部下を持ち、管理指揮監督を伴います。

 

優れたリーダーの行動の特徴は
部下の育成、指揮監督に時間と勢力を優先させること
と思いがちになりますが、そこに違いがあります。

1つは部下の指揮監督、指導にリーダーと仕手の時間の
多くを費やすことはチームの生産性を求めるにふさわしい
とはとらえていないと言うことです。
自身の任務(業務)を中心にとらえて目標を達成させる
ことにあります。

ではどのようにして生産性につなげているか?
弱点を治すことではなくそれぞれの強みを生かすことに
集中させて弱点を隠し克服する。
完全な自分の組織に慣れ親しみ、自身の思いに会わせる
完全な組織人材を作ることには興味を示さない特徴が
あります。

 

そのためには
部下一人一人が持つ独自の個性をあらゆる手段を用いて
今以上に伸ばそうとサポートすることにあります。

これは
人はそれぞれ違っていると言う根本的な考えかたから
その人だけの才能や行動パターン、他の人にない
情熱や考え方、意欲の源、人間関係の築き方などを
生かそうという、組織が一般化されないことを意味
している証なのです。

更に国の違い、生まれ育った文化の違い、言語、
思想の違う人を含めた集団で一般化された考え方を
統一することは不可能なことになります。

また優れたリーダーには黄金律(Golden Rule)を
認めない傾向も持ち合わせています。
(何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々
にもそのとおりにせよ)【マタイによる複音書7:12】

この逆説で「自分がしてほしいことを人にするな !」

いうことです。

これも部下一人一人のフイルターが違う、ひとそれぞれ
が違う、と言うことが前提になっています。
組織やリーダーに対する要求の違いや、上司に認められ
たい人もいれば、上司よりも同僚に存在感を示したい
人もいます。
人前で認められたい(褒められたい)人もいれば、
人前を嫌う人もいます。

でも一方では「ではどうすれば部下一人一人の欲求を
把握すれば良いのか?」との疑問も出ます。

ここでの優れたリーダーの特徴は?
「部下の話を徹底して聞く」、ということを実践して
いることにあります。

部下の話を聞く、目標を聴く、今の仕事で目指して
いる事は何か?キャリアの方向はどこか?近い将来の
ゴールはどこか?
もっと身近なことでもいいですね、
仕事の進捗報告はどのくらいがいいか?
どのように褒められたいか?上司である自分に
対してどのような関係を望むか?
何を学習しているのか?
具体的に何を指導してほしいか?

非常に効果を生み出すことがあります。

部下が多ければ膨大な情報を管理しなければ
ならなくなりますが優れたリーダーはそこまで
やっています、なぜなら効果を知っているからです。
「従業員虎の巻」でも「授業員備忘録」でもいいです
から自分で作ることをお薦めします。

 

従業員を一纏めに同一性だけで把握する野ではなく
個性を生かし、才能をパフオーマンスに転換する
ためにも重要な行動なのです。

最後までありがとうございました。

陸川 徹