皆さんこんにちは、すっかり冷え込みが増して
冬支度に焦るこの頃になりました。
今日のテーマは
「何が売れるか?」小売りの役割!について
です。
時代は大きく変化していますね、
「一昔前はあれだけ売れたのに」「いま、
なんで売れないんだろう?」
こんな会話や嘆きともいえるやり取りが
聞こえます。
そんな声に真面目な研究者や、開設者は
「もうそんな時代ではない、人口減、価値観の
多様化、需要と供給の逆転など」と言った解説
をしています。
こんなの解説は至極当たり前で解決の策には
結びつかないですね。
一昔前の作り手(メーカー)が「こんなもの
が売れるだろう」と考えて生産ラインに乗せ
大量生産したものを問屋に流す、メーカーの
意を受け問屋側はこれならあの大手スーパー
ならと数社に大量に流し込む、スーパー側は
有り余るスペースを使いメーカの条件に合う
ように売り出しを掛け売りまくる。
同じ商品が出ても価格を下げて広告で売れた!
そんな競い合いでメーカーも、卸しも小売りも
拡大してきたわけです。
こんな時代では「お客様のニーズ」に対してと
いう施策はそれほど発揮しなくても売れた時代
と言えます。
実際小売りに40年間携わった自分ですら
こんな時代をあっという間に通り抜けた感が
あり、反省も!
ところが昨今「さっぱり売れない!」と嘆く
小売り、その影響を受けるメーカー、
そして次に何が売れるかもわからない時代、
今でこそインターネットを活用した販売
チャネルは想像を超えて躍進していますが
それらを含めた小売り側にもっとイニシア
チブをもって何が売れるか?をリードする
時代ではないでしょうか?
メーカー、卸のマーケテイングを否定して
いるわけではありませんが、小売りには
活用しきれない販売データ、お客様との
接点、販売員が受けるお客様の動き、声
つぶやき、お叱り、要望など重要な改善策
が溢れています。
今でこそメーカー、卸、小売りが共同して
何が売れるか、を研究する仕組みを作り、
本当に「消費者ニーズに沿った商品」を
送り出す必要が求められています。
「トレンドどんな状態にあるのか?」
「こんな商品が売れそうだ」「ニ三年後は
こんなニーズが来そうだ」「こんな売り方
が出来ないか?」等、
豊富なデータを基にメーカに投げかけ、
作る人、うちは売る人の発想ではなく、
協働を小売りがリードするべきです。
ニ三年後の新たな市場を掘り起こす
為のリーダーに小売りが率先して動きを
起すこと求められていると思うのです。
限界に近いコモディティ商品の価格戦略、
更には経費を抑えることによる小売現場の
弊害が商品の品質悪化やサービスの低下に
消費者は気づきながら買い物をしています。
それも一握りではなく多くの消費者が気づ
いています。
価格対応の小売りは限界が来ています。
一方ではメーカーに技術は作れないものが
無いほどの進化と能力を持っています。
ならば小売りはメーカーの力を最大限生かす
為にリードする時代ではないかと。
小売側に大きな期待を込めた今日のブログ
でした。
最後までありがとうございました。
陸川 徹