「リーダーシップ」と「マネジメント」!

みなさんこんにちは

今日は前回の「リーダーシッ」について
もう少し深堀してみたいと思います。

 

各企業様とのお話の中で「リーダーシップ」
と「マネジメント」についてはっきりとした
区分けやそのコンピテンシー、発揮の仕方が
判らない、との声をお聞きします。

また研修の中でも各人様の認識が全く異なった
り、不明であったりといった状況ですね。

更には、リーダーシップはトップのものである、
また性格や持って生まれた資質であり自分には
全くむいていない!との認識している方も少
なくありません。

 

先ずはこの認識を最初に取り外して頂きましょう。
リーダーシップは限られたトップだけのものでも
なく、パーソナリティーではありません。

前回も記しましたが新入社員にも、昨日配属に
なった人にもリーダーシップは求められもので
あり、今の時代は特にそこに注力した人材育成
をする必要性が求められています。

リーダーシップとは何か?
定義は明確ではないものの私はこのように認識
して定義づけています。
「組織の目標を効果的に達成するために目標と
役割を明確にし、進捗を確認しながら同じ方向
に進むこと」!進む人。

 

長い間日本を成長させた工業化社会においては
組織の数名のリーダーが過去の経験で指示、
命令を出し、管理監督力を発揮することで組織
は成果を出すことが可能でした。
こんな時代は生産性を上げる為、緻密な段取り、
スケジュール管理が出来る管理能力(マネジメ
ント力)が求められてきました。

 

一方近年では部下の能力を引き出し、全員の力
で知恵、知識を引き出し合い、切磋琢磨する
情報化社会での新規創造、変革能力(リーダー
シップ力)が求められています。

もう少し付け加えれば
マネジメントは、
組織に対して仕組みやルールなどで戦略を実行
するもの!対象は組織、チームです。
リーダーシップは、組織に対して人に
直接的に動機づけや、啓発して戦略を実行する
物となります。対象は個がスタートです。
やる気を鼓舞し、「やりたい、出来る、やらねば」
と思わせることが必要です。

一言では物事を適切に行い複雑さに対応して
目標を達成させる管理能力(マネジメント力)
と、変革のためのビジョウンと課題を構築し、
メンバーを巻き込み、新しいことを起す新規
想像&変革能力(リーダーシップ力)です。

 

両方の意味と違いは理解できましたでしょうか、
そして両方は車に例えれば両輪です。
片方だけではなく相手(ヒト・事象)によって
の発揮のバランスが重要ということになります。

リーダーシップ力はそうかといって急に今日明日
で備わるものではなく、過去の自信の経験を汎用
する力や自省の視座を持ち自ら行動変革が
出来き、構想と実験を繰り返す行動力、また
人を尊重し感謝することが出来、相手の話を
興味深く聴くことが出来るコミニケーション
力が必要です。

またチームに対しては
・状況に対する臨機応変な対応
・関連部門の状況判断と協力体制
・メンバーの能力の応用、利用を促す力
・メンバーに金メダルを取らせる「奉仕心」
等が求められます。

これからは見えない「未知の領域を進み、
将来を発見する」ことがリーダーにとっての
大きな仕事となります。

以上ですが違いを理解して頂いたでしょうか?

 

最後までありがとうございました。

陸川 徹