自分の「目的地(ゴール)」を決める!

皆さんこんにちは、ゴールデンウイークも後半に

入ります。今日のテーマは「ゴール」です。

 

あなたはゴールを決めていますか?

「ゴール」が決まっていれば物事の優先順位が見えて

きます。

例えばいついつ同級会を幹事として開催する、という

身近なゴール、また自分はある専門技術を身に付けて

ある領域をリードする人間になるなどの人生のゴール。

 

「ためになるからやる」ではなく「自分のゴールに

関係あるからやる」になり情報選択が見え、周りの

価値観や意見への依存がなくなります。

 

ゴールを決めると人生の舵取りが自分で取れるように

なわけです。

 

自分の周りには洗脳情報が溢れ、意思を持った情報

取捨選択をしなければ、周りの言いなりになり人生

を進めていかなければなりません。

自分のゴールに必要な情報だけを拾い上げ、検証して

いくことが重要になります。

 

私はコーチィングのスタート時に「あなたのゴールは

何ですか?」とクライアントに質問します。

「考えたこともない!」

「突然聞かれてもわからない!」

「・・・・う~ん、先のことまでは・・」など色々で

すが明確に聞けることは少ないですね。

 

ここでコーチングの世界で使われる「GROWモデル」と

いうものを紹介します。

問題解決やキャリアゴールを考えるときに参考になる

モデルです。

GOAL:ゴール

REALITY:現状、現実

OPTIONS:選択肢

WILL:意志

この頭文字「GROW」からネーミングされたものです。

 

大まかな方向をG(ゴール)として描く、それに対し

て現在の自分の状態R(リアリティー)を考える。

ここにゴールとリアリティーの差が見える。

これこそが取り組むべき課題となります。

そして課題を成し遂げるための方法としてさまざまな

選択肢O(オプション)があり、自分がベストと思う

ものを取り出し、自分の強い意志W(ウイル)で前に

進むことです。

 

どんなゴールでも、自分勝手なゴールでもいいです。

例えば

「いつかブロードウェイに行って本場のミュージカル

を見てみたい!」

ここでのゴールとリアリティーの差(課題)は英語が

話せるようになること!です。

オプションは英語学校に通う、留学する、外国の友人を

作る、スカイプでアメリカの友人と会話をする、等

ウイルは英語をマスターする!というあなたの強い

意志です。どうでしょう。

 

ゴールはどのように描くか?

3年、5年後、10年後でいいですね、

「自分はこうありたい」と思う姿を描いてください。

大まかでいいです。

「5年後に何を達成していたいか?」その時あなたが

手に入れているものはなないか?

それが達成出来たらそのゴールの先は何か?

 

そして一度決めたから終わりではなく、極端に言えば

日々更新してもいいですね、

繰り返して行って楽しめばいいのです。

人によっては「ゴールなんて設定する必要はない、

今を全力で生きることが重要だ」と言う人もいます。

 

もちろん、間違ってはいないですがゴールがないと

人は目先のチャンス・利益に流されやすいのです。

ゴールがないのに目先のちっぽけなチャンスに流さ

れずに走りきれる人はどれだけいるでしょうか。

 

一方、ゴールを描いている人はそこに向かって正しい

ことに力を注ぐ判断基準を持つことが可能になり、

目先の利益やチャンスに流されることがなくなります。

 

私の例ですみませんが紹介します。

百貨店バイヤー35歳、日々の仕事に追いまくられ、

業務が終わることだけの目標を立てる毎日でした。

でも余裕のない仕事は変わることなく自分にも会社

にも新しいモノは生まれませんでした。

 

「ダメだ、何かを変えよう」これがスタートになり

変えることをゴールに、そのためだけの情報取集、

取り組む先を選択、価値観を共有できる協力者を

選び、それに集中することをゴールにしました。

 

「何かを変えよう」時点では「何か」はモンモンの

状態でした。でもいま思えば「何かに向かって着実

に進んでいる自分」がゴール目標だったのです。

 

結果、一年後には、「新しいモノ」が世の中に出たの

です。今は多くの産業で当たり前のサービスとなって

市場規模を拡大していますが、当時は画期的な日本初

のサービス商品となりした。

 

その時大きく変わったことは。

・周りの洗脳情報に惑わされない

・ゴールに合致する情報選択

・時間が有効に使える

・優先するべきことがはっきり見える

・自分の思うよう(自分の意志で)に進められる

・進めるうちにゴールが明確になってくる

 

何故出来たのか?

その時は「本当にやりたかった」のです。

大切なのは「本当にやりたいかどうか」です。

そうであればやる気が自然に湧いてきます。

 

職場でのゴール、自分の事業でのゴール

第二の人生のゴール、日々の行動変革のゴール、

趣味や技術を磨くゴールなど。

考えてみても良いのではないでしょうか。

 

今回も最後まで見て頂きありがとうございました。

 

コーチ/陸川 徹